<農楽蔵>
シノ版カスタマーズ
最初 はじまりはここから
<農楽蔵>
・2018.9.25「法人会北斗支部 ワインセミナー」講師:農楽蔵 佐々木賢
このセミナー出席により念願の佐々木賢さんにお逢いできた。
佐々木賢さんはワイン栽培の為の畑は「何故北斗市文月だったのか?」「畑にPHがとても大切」「無農薬栽培」とか、私には自然=オーガニック?となるのか。
畑見たいわ~となった。
醸造は佳津子さん(その時は全部賢さんが講師)で「亜硫酸塩を使用しない」という
言葉にとっても興味をもった。
そして賢さんは葡萄畑やワインを作る色々な方々が参入してくると面白いし、地域で活性化もできる。
賢さんはそんな方々と教え合いお互いに向上してやって行けるのではないかとも考えている、と
仰っていた。へぇ凄いなー周りに沢山ワイン畑ができて、お互いライバル?ではないんだなぁ~
後で知ることになるが、ワイン醸造は造る方の個性がでる。真似をするとかではないのだ。
こんなワインを造りたいと、ワインを自分なりのやり方でそれぞれがやっている(基本はある)。
多様なやり方で。
講演後会食。農楽蔵さんのワインは今までに経験したことのない旨さにびっくりした。
・・・どうやって造るのだろう。
そして、私の突撃タイム。
佐々木賢さんへ「コンクリートワインタンクをどう思いますか?
「知ってます。興味はあるよ。」にこの人達に知ってもらいたいと感じた。
その年の2018.12月文月ヴィンヤードへ。
収穫が終った葡萄の枝を雪が降る前の剪定作業をしていたところ、
改めて「コンクリートワインタンクは山梨で経験がある」事や、海外の情報を
ちらりと話してくれた。
以降、季節事、そしてド・モンティーユの植樹祭など折に触れメール(メール以外知らない)のやり取りをした。
<備忘録>
ワインタンクに関わったのは函館支店のプレキャストのポートフォリオ戦略の1つだった。
2017年に新聞紙上でフランスから ”ド・モンティーユ”が函館でワイン事業をする記事がでたり、相次いで函館市、北斗市、七飯町が一丸となってワインの協会を組んだりと、「ワイン」が話題となってきていた。農楽蔵の佐々木賢さんが深く関わっていたので、佐々木賢さんとはワインセミナーの時に名刺交換した時の名刺に記載してあったメールしか連絡を取る方法が無かったが、折に触れメールをするようにしていた。
そして2018年4月Basilisk PJチームが函館へ来てワインタンクの事を聞きたいと来た。
なに~?と思いつつ、、そーなの、ワイナリーさんとのパイプ役ね~なんて。
野畠も1員として参画とした。
海外のコンクリートワインタンクはフランスのノンブロ社や娘のアメリカにいる友達からソノマキャストのYouTubeチャンネルのメールが着たり、インターネットで調べたりしていた。
ノンブロ社の「コンクリートワインタンク」について、エッグ型が対流がいいとか、葡萄本来のニュートラルな風味になる、タンニンが程よくなり、円やかになる等etc、、、の情報。
そしてフランスは次々とコンクリートタンクに代えているとも書かかれていた。
私たちはコンクリートの会社、もしかしてやれるのではないか。と思ったよが、どっこい。
どう作るの?アルカリ製のコンクリートに酸性のワインか?どうする!危機感!なんもわかんない!
私にはコンクリートの本質、そしてワインの造り方なんて・・・本当になんもわかんない!
~本格的に始動
農楽蔵佐々木賢さん、佳津子さんと逢う事になるきっかけはPJの会議で農楽蔵佐々木賢さんとは逢えるか。社長もすでに札幌の超一流フレンチ「アキナガオ」さんより聞いて知っていた。連絡してみます。
と答えた私。
賢さんへメールしてみた、いつもより結構早く返事が着た(ちょっとビックリ、タイミングが良かったのか)。
賢さんから返ってきたメールには「9月3日でお願いしたい。雨ならワイナリーだが、晴れなら文月ヴィンヤード(畑)で。天気は3日前にははっきりと分かるのでと、、、」私は一刻も早く社長へ伝えたくなった。
しかも赤坂専務や宮田常務を飛び越えて。だめだめなやり方。順番間違えた。
次の会議で「大丈夫なのか?」と社長に聞かれ、私は余計な事に「社長にもメールでお話したように3日前に天気が分かるので、雨ならワイナリー、晴れならヴィンヤード(畑)です。」と。
私、自分自身でなんとなく本当に逢ってくれるのか自信が無かったような気がする。
社長の「そんなんではっきりしないのか!自分でもチャンと違うチャンネルがあるんだぞ!」
会議後、赤坂専務、宮田常務に「いち早く連絡取れ!畑って!どっか違う場所があるだろう。」
私はお呶々したウサギちゃんになった。畑に行ったりワイナリーにいったり探しまっくた、その日一日。
でも賢さんにはそんなこと伝えることもできず、ただただメールで9月3日に宜しくお願いいたします。
とメールするしかなかった。
再度赤坂専務へ連絡。専務が了承してくれ、当日を迎える。
丁度このあたりでの会談、社長、専務側からは函館山が見える。
2019.9.3 本格的に社長、赤坂専務が佐々木賢さん、佳津子さんとご対面。
歴史的事実。文月ヴィンヤードのド真ん中。賢さんが急いで木の椅子や折りたたみ椅子、ビールケース持って来て、ビールケースはひっくり返しテーブル?木の椅子に社長と専務が腰かけ、話し始めた。「弊社の事を知って頂き、さらにコンクリートワインタンクを使ってみて欲しい。一緒に検証をしてほしい。」と打診ご夫妻も「コンクリートタンクを使ってみたいよね」と話していたようで、心良く承諾してくれた。
使用するのは10月4週目あたりと聞き、9月末か10月初めには納入。
新しい容器を使う時は税務署へ容器の容量を届出する必要性があるため、
早めに納入しなきゃならない。何度も打合せをした。時には専務が台風のようなときに札幌から飛行機で!飛ぶの?飛ばないの?来れるの?え!飛行機で帰るの?何て言う日の打合せなどもあったり、まじに手探り状態が続く作成。。匠の技(原貴利)が、それを完成させた。そして無事納入。
しかしアルカリ性のタンクに酒石酸というのを添付する必要がある。農楽蔵さんで精製水で25%を作り噴霧器で添付し乾かすを3度ほどくりかえし、最後水で流す作業があるが、一度目の時に佳津子さんより「硫黄温泉のようにタンク内が充満しているがどうしよう」と連絡をもらいビックリし、調べた。酒石酸がセメントの三酸化硫黄に反応し、硫黄が噴出したようだった。「何度かやってるうちに硫黄成分は無くなるので」と答え、2回ではまだ硫黄臭さが残っていたようだが、丁度その頃、モンティーユさんにフランスの方が来ていたらしく、見てもらったところ大丈夫と判断してくれた。
手除梗 コンクリートワインタンクへ葡萄が入れられていく。
2019年9月上旬、赤坂専務が飛行機で来た日。飛ぶか、飛ばないかの日で
打合せに行ったあたりだと思う。
佳津子さんより、2020年岩見沢10Rワイナリー
にてJVA(日本ブドウ栽培協会)のプロジュエクト北海道ピノ・ノワール1tを
持ち寄りで作るので1000ℓのコンクリートワインタンクを卵型で造ってみませんか。との提案。
JVAはなんぞや・・・
ブルース・ガットラヴさんとの出会いとなる。
そこでブルースさんよりJVA日本ブドウ栽培協会というところがあり、
ブルースさんは理事を務めていて、鹿取みゆきさんが代表。
是非我々にも参画してほしいという事だった。
その協会の2020年のプロジェクトへの参加が卵型のタンクだった。
我々には凄いチャンスがきた、、しかしどうなるのか、神のみぞ知る。
チャンスの神様は頭の上に3本の毛しかない。それを掴もう!
<賢さん、佳津子さんと話せるようなりたい>
「そうだ、農楽蔵さんの近しい人達とお話しできたら良いよなー」と思う。
七飯町山田農場さんや賢さんの紹介で函館に来て酒屋さんを始めた
シャカン・セ・グーさん、越前屋さん等兎に角この方たちととも仲良くなろう。
今では時には私を励ましてもくれる。
私はヴァンナチュールなるワインを買う、買う、買う、呑む、呑む、呑む。
日本のワインはもちろん海外のワインも。
「美味しいと共感できる仲間も作ろう」とも思った。
その頃から私もインスタグラムを開設、一歩を踏み出した。